■第1特集
「硬くなる」、「色が落ちる」を回避し、継続させるプラン
「酸熱」で売上を伸ばせる“提案モデル”
ここ数年で、一気にサロンのトリートメントメニューに浸透した「酸熱トリートメント」。お客様でもわかる効果実感の高さと持続性の長さから、多くの美容技術者に支持されています。一方で、サロンに導入したものの、なかなか売上につなげることができていない場合もあるようです。酸熱トリートメントは、細毛、軟毛、エイジング毛のような髪質に有効で、クセの緩和という意味で既存の矯正メニューとの住み分けも可能です。
それでもうまくいかない背景には、サロン側がお客様に継続して酸熱をお勧めしていく“提案モデル”が欠落していることが大きな原因のようです。
そこで、3月号では、この提案モデルをクローズアップし、酸熱を導入して売上アップを目指すサロンや、これから酸熱の導入を検討しているサロンがスムーズに売上につなげていける大きな指標を提案したいと思います。
また今回の特集では、酸熱が一般的になるにつれ、多くのサロンで課題となっているグリオキシル酸系の酸熱トリートメントによる処理毛への対応についても触れてみます。ここでは、硬さの緩和や色落ちの防止策など、サロンですぐに役立つ最新の技術情報を紹介していきます。
■第2特集
今からでも卒業式、入学式シーズンに間に合います！
美容室だからこそできる！ アニバーサリーフォト・メニュー（仮）
新型コロナ感染拡大の影響で、本年度は様々なイベントやセレモニーが中止となりました。このことが、サロンの売り上げに少なからず影響を及ぼしたことは否めません。そんな中で現在、急速に増えているのが「記念日を写真撮影で残したい」というニーズ。式典や会合が中止、縮小されている今だからこそ、せめて写真できちんと残したい、と考える人たちが増えています。そして残すからには、できるだけ素敵な自分（や家族、友人）でありたいものです。
そこで注目したいのが、美容室で展開するアニバーサリーフォトのプラン。このプランは、顧客側としては「日ごろから担当してもらっている(自分の嗜好を分かっている)美容師に、ヘア&メイク（＆着付け）をお願いでき、要望も伝えやすい」という大きなメリットがあります。またサロン側も、顧客のライフスタイルを掴んでいるからこそ勧めやすいですし、このプランをきっかけとした新規客の来店も期待できます。
3月号では、、このコロナ禍でも(特に3〜４月期)「打って出る」施策の一つとして「美容室のアニバーサリーフォト」メニューを検証。プランの組み立て方、運営の仕方、注意点などをお聞きし、実際の写真例を紹介します。
